酪酸菌(らくさんきん)

酪酸を作り出すのは酪酸菌のみ、腸内で食物繊維を発酵・分解して酪酸を作り出す細菌です。
偏性嫌気性のため酸素を苦手とし、酸素の少ない大腸内で活動します。
酪酸は短鎖脂肪酸の一種で大腸内の粘膜上皮のエネルギー源となり、
大腸の働きである水分の吸収やバリア機能である粘液の分泌といった腸内を正常に保つうえで重要な機能をサポートします。

【※短鎖脂肪酸は酪酸の他、ビフィズス菌の作り出す酢酸などの種類があります。
作用としてがん化細胞の抑制、腸の蠕動運動促進、粘膜血流増加、肥満予防や腸の炎症予防、免疫機能の調整など健康において様々な働きがあります。】

酪酸の産生が低下すると乳酸菌とビフィズス菌などの善玉菌数が減少する報告もあり、
酪酸が善玉菌の生きていける腸内環境を作っているともいわれ、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌と共生することで整腸効果を発揮します。
近年では酪酸が免疫・神経・内分泌系など体の健康に大きく影響を与えることがわかってきており、
酪酸菌が長寿にも関係していることが研究によりわかりつつあります。

新型コロナウイルスに関しての研究報告もあり、腸内細菌のバランスによって感染・重症化リスクが低減するなど腸内細菌の関連性が研究により発表され、酪酸菌が腸内細菌叢において優位にあれば感染と重症化のリスクは低減するとも言われています。

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